私信というか、確実に二人しか何の話か解らないから、私信みたいなもの。
パパッパパスター(オープニング音)
そろそろ仮タイトルつけよっかなーと思って、ふと思いついたのが【煉獄の楔】だったよ。
物々しいと云うか何と云うか、こんなの仮タイトルにもなんねぇよ。
メール送るとタイミング悪いといけないから、何時かここを見てくれると信じている。
前提条件
3年前のガーランド家(シュリの家)暗殺任務:主犯はジーク、サポートにキイリ
サエナ:シュリの生存を知った後、組織に入る。組織への忠誠を示すため、片目を抉りだす(本当はシュリへの忠誠の為)
クロノス(仮):元組織の研究者で、2年前クーデターを起こすも失敗。実験体は組織に残したまま逃亡。洗脳により、被験者の理性(罪悪感等)を奪う実験をしていた
ミシェル:実験体1号。プロトタイプ。神の指示という洗脳により罪悪感を欠如させられた。褒美として飴(薬/依存症がある。継続的に摂取しないと精神崩壊を起こす)を与えられる。クーデター後は、組織に管理され、神の声(組織の人間の指示)に従って行動する。1年ほど前にクロノスと接触し、優先順位をかきかえられ、本人の意思の及ばないところでスパイ活動をしている。組織からの命令も、クロノスからの命令も同じ神の声によるものなので、ミシェル自身には区別がつかない。また、神の声に従っている時の記憶もおぼろげにしかない
隊長:中流階級出の軍人。非常に冷酷な性格を温厚な仮面で覆い隠している。組織の真の総長で、組織の利益のためには手段を厭わない
組織の実態:軍の一組織。政府が表だって出来ないようなことをやるのが仕事。しかし、カモフラージュの為に一般の依頼も受け付けている。
黒執事の伯爵家みたいなもん
ジーク殺すことと他色々フラグ未回収でノーマルルート。
ノーマルルートでは当然のようにシュリがジークを好きらしい設定。
でも今まで全然気づかなくて、殺してから(失ってから)初めて気づいた。
サエナにジーク殺害によるスパイ容疑だ何だで投獄される。
隊長から尋問受けたりして、全てに嫌気が差した所にサエナがやってきて、逃がしてくれる。
ここで、サエナが元使用人であることがバラされる。
折角脱獄したから一応シュリが逃げている所に、キイリがやってくる。
キイリは契約社員みたいなものだから、嫌になればすぐ組織を抜けれる立場にあるんだけど、死んだと思っていた母親の命を握られて、いやいや隊長の命令に従ってシュリを殺しに来た。
因みに、母親生存の話は嘘。隊長がキイリを操るためにでっちあげただけ。
シュリは生きる理由を見失って、キイリに好きにしろって云うけれど、キイリが一族皆殺しの任務に加担していたことをしって激昂→バトル。
結果、シュリを追い詰めたキイリだったけれど、一緒に生活してきたこともあって、シュリを殺すことができなかった。
その時、キイリが凶弾に倒れる。
撃ったのはキイリをつけていたサエナ。
サエナは「自分がシュリを殺すのはいいけれど、他の要因で死ぬことは赦せない」から、シュリを逃がすためにキイリを殺し、シュリが逃げるよう追い詰める。
シュリが逃げた後、サエナは隠蔽工作のために自身の腹をナイフで抉る。
逃げたシュリは、今度はミシェルと出会い、とある場所に連れて行かれる。
ミシェルに連れて行かれた場所でクロノスに会ったシュリは、クロノスに組織の実態を聞かされる。
シュリは今更そんなものに興味はないとクロノスの誘いを突っぱね、クロノスとの会話を打ち切る。
その後、ミシェルにより飴(薬)を貰って食べたシュリは、クロノスの洗脳を受ける。
洗脳により、理性や痛覚や感情などと云ったもの全てを失ったシュリは、組織本部を強襲し、総長を探す。
組織本部は丁度手薄の為、大した戦力は残っていなかった。
隊長(総長)を前にしたシュリは、精神が混乱し戦闘不能状態に陥る。
クロノスは仕方なく、ミシェルに隊長を殺すように命じる。
ミシェルと隊長の戦闘を見たシュリは自我を取り戻し、二人の戦いを止めるため叫ぶが、反応したのはミシェルだけで、その隙を突いた隊長がミシェルを殺す。
しかし、隊長も無傷ではなく、クロノスは仕方なくとんずらを決め込む、が、医務室にいたサエナが身体を引きずってやってきて、不意を突いてクロノスを殺害。
ひとまず一見落着かのように思われたが、シュリは逃亡の身のうえ、洗脳されていたとはいえ組織を半壊させた張本人。
シュリが今後どうするべきかと思案していると、頭に激痛が走る。
倒れるシュリに、体長が薬の禁断症状だろうと告げ、サエナにクロノスの所持品を調べるよう命じる。
しかしどこにも飴や、解毒剤といったものは見つからない。
洗脳に使われる薬は個々人によって分量などが異なり、ミシェルの薬を代用することもできない。
薄れゆく意識の中、シュリは最後にジークが呟いた言葉を思い出す。
「因果応報、か」
暗転。
蛇足。
サエナは花束とケーキを持って病院の廊下を歩く。
サエナが入った病室には先客がおり、じっと『彼』の寝顔を眺めていた。
「相変わらずだよ」
先客―隊長はそう云うと、部屋を後にした。
サエナは花瓶の花を活け換え、サイドテーブルにケーキの小箱を置き、先程まで隊長が座っていた椅子に腰を下ろす。
「俺は貴方が生きているなら何でもいいって云ったけど、今の状況はちょっとヤですよ。それとも、これが貴方の云った因果応報ですか?」
サエナは、沢山の機械に繋がれた主に、手を伸ばした。
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きっと君たちは今頃、私を野放しにし過ぎていたことを後悔しているに違いない。
パスタが半空気化しているとか、友人君が当初の予定を遥かに超えて不憫な扱いになっているとか、ツッコミどころはいっぱいある。
サエナと隊長は死ななかった。ヤンデレと腹黒は強いわ―。
これはちょっととか、こんな風に変えたら?とか、ご意見ありましたらお暇なときにどぞー。
ノーマルルートが実は一番長いと思うよ。
あ、ちなみに、全員生存ルートは誠に残念ながら
無い。
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