※R18注意
耳元で熱く囁きかけられて、身体の奥がどくんとうずいた。お仕置きという一言に期待している身体が在る。常軌を逸していると叫ぶ理性はすでに、熱に焼かれて機能していない。
大して慣らされていない双丘の窪みに、熱い昂りが押しあてられる。息を呑む。抵抗しようにも、両手は紐で束ねられ、ベッドヘッドにくくりつけられていて身動きがとれない。わずか怯えを含ませた瞳で見上げれば、満足そうなそれとかちあった。まるで、その顔が見たかったとでも、言うかのようで。
知らない。こんなニールは知らない。それでも、微かに香るこの香りは、ライルのそれではなくニールのもの。そもそも、刹那は物心がついた時から、一度として幼馴染である双子の顔を見間違えたことはない。どれほど別人だと否定したとしても、現実から目はそらせない。
「ニ……ル……」
もう止めてくれと、懇願するように呼びかける。けれど、ニールは少し表情を歪めただけで、熱く質量のあるそれで、容赦なく刹那を貫いた。
「っ……うっ……あっ…」
快楽を容易に上回る痛みにあえぐ。目の端に溜まった滴が、頬を伝い落ちて行く。
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