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「 れんぞくこーしーん(※総一) 」

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れんぞくこーしーん(※総一)

2012.01.29 Sunday 16:49

サイトの方1ヶ月ぶりに更新しましたー。
今回はちょっと長編頁のスクロールバーに拘ったんだけど、クロームさんだと反映されないっていう!
狐さんの時もそうだったけど、しょっぱいね。しょっぱい気持ちね。
最近創作意欲がぐわっと沸いてどうした私!状態なのでどうしようかねって感じ。
とりあえずMydearの完結をまず目指す。

続きは息抜きにアップです。
確か正月か暮れくらいに書いてた話。総一です。

 切なくて痛くて苦しくて。だけど感じるから生きていられる。暖かさも冷たさも全部、与えられるものなら何だって嬉しい。心地好い。
 

「おかしいって言われたことがある」

「そうか」


 曖昧な相槌も関心の薄い表情も、この胸に燻る何かを焚き付ける。


「俺って、おかしいのかな?」

「さあな」


 否定も、肯定も、しない。緩やかな束縛と強引な拒絶の狭間で、息をするような安堵感が身体に染みる。


「僕は別に何だって構わない」

「何だって?」

「お前がお前なら何だっていい」


 例えば、人を構成するものは何かと訊かれたら、科学者は大量の素材の名を述べ、心理学者は魂の講義を始めるだろう。理論主義のロマンチストは果たしてどんな答えを出すのだろう。


「お前がここにいて、僕の名を呼び、僕に従う」

「勝手な話だ」

「そう押し付けだ。全て。けれどお前は僕を否定しない」


 癪だと首を振れば苦笑が低く響く。


「お前は俺を裏切らないから、俺はお前に従う」


 一度も言葉にしたことはないけれど知っているはずだ。深い場所で繋がっているから。過信でも驕りでもない実感。
 与えられるものなら何だっていいんだ。それが命令でも。否、命令ならば尚更。必要とされている実感と、信頼されている誇らしさに胸が占拠される。
 何だっていい。飴だろうが、鞭だろうが、毒薬だろうが。





―――――――――――

一言コメントには『盲目的な一騎』とありました。
場所は竜宮島の浜辺で多分夜。
時期的には咲良が倒れる直前でしょうか。
酷く美坂らしいSSだと思うと共に、私の中の理想総一像ってこれだよなと感じ、多分FORTUNES辺りを聴いていて思いついたんだろうなと推測します。

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